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あと一年で受験生。新中学2年生の春から始める受験に向けた勉強方法とは? 

中学2年生になると「そろそろ受験対策をしたほうがいいのかな?」と考える保護者様やお子様は多いですが、その一方で「まだ早いのでは?」「何をすればよいのだろう?」と悩む方も少なくありません。

中学2年生から受験に向けて準備を始める必要はあるのでしょうか?また、何をどう勉強すればよいのでしょうか。

 

2年生から始める理由

学校によって行事の時期や内容は異なりますが、中学校では3年生で修学旅行に行ったり、3年生が行事の中心になったりするなど、学校行事が多忙になる傾向があります。 そのため、3年生になってから受験準備を始めると「勉強の習慣づけが難しい」「思ったように勉強が進まないが、対策をとろうにもすでに手遅れ」と言ったケースに陥りやすくなります。 学校生活に慣れて時間的な余裕が比較的多い2年生から受験準備を始めると、3年生までに学習の習慣づけを行うことができるほか、受験に向けた生活リズムに慣れることができます。 また、3年生になってから行事などで勉強が少し滞っても2年生から積み上げた実績があるため、スケジュールにある程度余裕を持つことも可能でしょう。

受験に向けた勉強方法

  • 無理のないスケジューリング
  • 積み重ね教科は先取り学習を
  • 復習も忘れずに
  • 通塾を始める

 

2年生の受験勉強は、本格的な受験勉強のための準備期間・慣らし期間という位置づけです。スケジュールを詰めすぎると学習の習慣を身につけたり、生活リズムに慣れる前に勉強に対する苦手意識が強くなってしまいます。一日のスケジュールはもちろん、一カ月単位、数カ月単位での長い目でのスケジューリングをするなど、学習目標を立てるときに決して無理をせず、余裕を設けましょう。

 

また、2年生は本格的な受験勉強に取り組むための「下地作り」と「貯金作り」の時期です。数学や英語などの積み重ね型教科の先取り学習や復習を行う一方、宿題にも真剣に取り組むなどして基礎学力を高めましょう。特に宿題は、内申点にも影響するポイントなので、リストで記録してチェックするなど、忘れないように注意が必要です。受験対策は予習・復習や宿題をこなしたあと、余裕がある時間を使って取り組むとよいでしょう。

 

まだ塾通いを始めていない、受験対策のために転塾を考えている場合などは、2年生のうちに塾を決めて通塾を始めるのが理想です。個人差はありますが、新しい環境に慣れるまで数カ月程度かかることが多いので、3年生になってから通塾を始めると塾の環境に慣れる前に夏期講習が始まってしまったなど、入試までの短い時間の中で流れにうまく乗れない可能性があります。

その反面、2年生のうち通塾を始めておくと乗り遅れる可能性が少なくなるだけではなく、塾との相性が合わなかった場合に転塾する時間的余裕があるなどのメリットもあります。

まとめ

目指している学校のレベルなどによっては、2年生から本格的な受験勉強に取り組む必要がありますが、一般的に2年生は「準備期間」「助走期間」「下地作りの期間」として考えるとよいでしょう。2年生の頃からコツコツと学習を積み上げていけば、3年生になってから余裕を持って受験勉強に取り組むことができるでしょう。