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塾の勉強についていけてない、合っていない気がする。転塾を検討する前に確認したいこと3つ。

お子様から「塾の勉強についていけない」「合っていない気がする」と相談され、実際に成績が上がっていないとなると多くの保護者様は「塾を変えたほうがよいのかも」と考えられるのではないでしょうか。

勉強についていけない、合っていない気がする、成績が上がらないという理由で塾を変えるケースは多く、塾を変えたことで成績が伸びるというケースもあります。

しかし、塾を変えることは思うように簡単なことではなく、手間やリスクも伴います。他塾を検討する前に「塾を変えるべきか」を一度確認してみましょう。

塾を変えて失敗することも多い

「塾を変えて成績が伸びた」という話は体験談としてよく聞く話であるため、塾を変えれば成績は伸びると考えがちです。

しかし、実際は塾を変えても成績が伸びないというケースは多く、成績が伸びないからまた塾を変わるというパターンに陥ることもあります。

これは、「なぜ成績が上がらないのか」を十分に検討せずに転塾したときに起こりやすい現象です。

まずは、現在起こっている問題は何かを明確にしてみましょう。

他塾を検討する前に確認したいこと

  • 確認1 塾の運営体制が適切か
  • 確認2 お子様自身に意欲があるか
  • 確認3 塾とお子様の相性

 

まずは、塾がしっかり相談に乗ってくれるか、具体的な対策案を提示してくれるか、先生の指導力や熱意は十分か、授業時の雰囲気を含め、教室の環境が勉強に集中できる状態かなど、塾の運営体制を確認してみましょう。 もし、塾の運営体制が適切でないときは、できるだけ早く塾を変えたほうがよいでしょう。運営体制が整っていない塾では成績が上がらないだけではなく、勉強へのモチベーションが損なわれる可能性も高いからです。

 

次に、お子様自身が勉強や塾通いそのものに意欲的であるかどうかも重要なポイントです。 例えば、塾側は質問を快く受け付ける体制を整えているのに、分からない場所についてお子様自身が質問しにいかないという状態では勉強についていけないのは当然です。 塾の運営体制に問題がない場合、お子様自身の意欲や取り組み方を確認してみましょう。お子様自身の意欲や取り組み方に問題がある場合は、塾を変えても同じような失敗を繰り返す可能性があります。

 

さらに、お子様と塾の相性も確認しておきたいポイントです。 例えば、個別指導や少人数制など、静かな環境が向いているお子様の場合、集団指導の塾ではストレスを感じて勉強に集中できなかったり、学習意欲がそがれてしまったりします。 また、お子様のレベルに対して塾の指導内容のレベルが低すぎる・高すぎる、塾の雰囲気や交友関係が合わないといった場合、思うように成績が上がらない・勉強についていけない・意欲的になれないといった問題が起こることがあります。 お子様と塾の相性がよくないと感じる場合、塾を変えるというのも一つの手段ではありますが、塾はそのままで指導形態や担当教師、クラスを変えるという方法もあります。

まとめ

塾が変わると新しい環境に慣れるまでに時間がかかるため、学習の成果が出にくくなってしまいます。お子様が余分なストレスを抱える原因にもなるので、塾を変えるのはできるだけ避けたいところです。

しかし、塾の運営体制やお子様との相性をみて塾を変えたほうがよいと判断した場合は、なるべく早く動いたほうがよいでしょう。