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高校受験当日、インフルエンザなどで受験を受けられない場合はどうなりますか?

岐阜県では令和2年度より、インフルエンザなどに罹患して検査当日にやむを得ない理由で欠席した受検生を対象に、希望者に対して追検査を実施することになりました。

 

 

第一次選抜や連携型選抜とは別日程で実施されます。検査内容は、第一次選抜および連携型選抜と同様の内容となりますが、学力検査等は当然のことながら別問題です。合格発表は、第一次選抜・連携型選抜と同日に発表されます。

追検査について

第一次選抜の検査日当日にインフルエンザ等の感染症や負傷など、やむを得ない事情により、受検できなかった場合、希望者は追検査が受けられます。また、受検中の急病等により途中から受検できなかった場合も対象です。

追検査の受検手続き

基本的にはすべて中学校経由で行います。保護者様は、インフルエンザ等の理由により追検査を希望する旨を中学校へ連絡し、医師の診断書を準備します。診断書が間に合わないなど、理由を証明できる書類が添付できない場合は、その旨を中学校に伝えましょう。別の書類で対応してくれるので大丈夫です。

追検査が認められると高校から、「追検査受検承認書」が発行され、受検に必要な携行品や集合時間、集合場所等の指示があります。

追検査の内容

「第一次選抜と同様」なので、標準検査はもちろんのこと、独自検査を受ける予定だったお子様は追検査でも独自検査を実施することになります。

本検査と追検査では別問題となるため、難易度が異なる可能性もあります。同一の難易度であっても2種類がまったく同じとは言い切れないためです。ここは割り切って臨むしかないでしょう。

本検査を受検することも可能です

これまで同様、症状によりますが本検査の受検を希望することも可能です。その場合は別室で受検することになります。中学校に連絡し、受験する高校に連絡を入れてもらいましょう。しかし、体調不良では本領を発揮することは難しいかもしれません。岐阜県では追検査の制度も導入されているので、無理をして本検査を受けるメリットとデメリットを考慮し、判断することです。

追検査同様に基本的には、中学校から受験する高校へ連絡を入れてもらいます。書類などは必要ありません。特別な配慮を希望する場合は、中学校が「受検上の配慮申請書」を作成し、申請します。気になることがあれば中学校へ伝えるとよいでしょう。

まとめ

「追検査」は、令和2年度より導入された新しい制度です。既存の「別室検査」に加え、選択肢が1つ増えたことになります。インフルエンザを予防することが何より大切ですが、万が一の際も受験を可能にする制度は、安心感につながるのではないでしょうか。