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西濃地区で唯一、理数科を設置している大垣東高校。その特長と入試について。

県大垣市美和町にある大垣東高校は「東校」の愛称で親しまれている進学校です。卒業後は中京大学や名城大学などの私立大学へ進学する生徒が多いほか、近畿の難関私立大学といわれる関関同立に進学する生徒もいます。では、大垣東高校とはどのような学校なのでしょうか。

大垣東高校の特長

  • 西濃地区で唯一、理数科を設置している
  • 週3回の7限授業
  • 水球部などの部活動が充実
  • 学校行事が多い

 

大垣東高校最大の特徴は、西濃地区で唯一「理数科」を設置していることです。

理数科は名前の通り理数系の科目に特化した学科で、ハリヨの生息地での調査観察、大垣北高校との合同講座、北海道大学との双方向遠隔授業、生徒が自由にテーマを設定する課題研究、2年生の12月に行われる研修旅行など、理数科ならではの授業や活動が組まれています。

 

生徒の8~9割は四年制大学を目指す進学校で、普通科でも理数科でも週3回7時間授業が行われるなど、大学受験に向けて学習に取り組むことができるのも特徴です。

 

また、部活動も盛んで、部活動では水球部や音楽部などが目覚ましい成績を残しています。特に水球には力を入れており、入部に際しては独自検査を行うなど、大垣東高校の中心的な存在となっています。

二日間にわたって開催される文化祭、球技大会や体育祭のほか、長距離を踏破することで心身の強化を目指す強歩大会といった学校行事も多く、学習に取り組めるだけではなく、充実した学校生活を送ることができます。

 

大垣東高校出身の著名人は、歴史小説から推理小説、エッセイまで幅広く手掛ける作家の鈴木輝一郎、日本合唱指揮者協会会員でコンクールの審査員や各種講習会の講師なども務める音楽家の雨森文也のほか、西濃運輸代表取締役社長の田口義隆、オムロンリレーアンドデバイス代表取締役社長の高橋正憲などがいます。

大垣東高校の入試傾向

大垣東高校の当日の点数と内申の比率は7:3で、当日試験の点数がかなり重要になります。毎年変わりますが、当日点の合格ラインは400~410点前後とされており、西濃地区の公立高校では大垣北高校に次ぐ難関校となります。

内申点の基準は36~38。五段階評価で9教科の合計ですので平均4以上が必要となります。

また、内申点は(1年生の内申+2年生の内申+3年生の内申×2)÷4となるため、1年生のころからしっかり対策をしておくことが重要です。

普通科と理数科を同時に出願・受験可能ですが、理数科は普通科よりも少し偏差値が高く、合格ラインもやや高くなります。

因みに、理数科は傾斜配点方式で数学と理科だけを1.3倍換算します。

まとめ

大垣東高校は関関同立といった近畿の難関校や岐阜大学、名城大学といった近隣の大学への進学率が高いだけではなく、水球部など特色のある部活動にも力を入れています。

設備などはやや古いものの、年間を通して行事が多く、JR大垣駅から自転車で10分強、徒歩でも20分と、交通の便もよいです。