一覧に戻る

岐阜県の高校受験対策。教科別にみた勉強法 。

岐阜県の高校入試情報から過去の出題傾向を探り、有効な受験対策を立てていきましょう。基本問題で確実に得点をあげることが大前提です。教科ごとのポイントを紹介します。

 

英語

英語の得点を取るためにはリスニング対策が有効です。リスニング問題で使用される単語や文法は中学1年~2年レベル。重要なのは「読んで理解」することです。これができていない場合は、文法と単語をやり直す必要があります。

「書き取り」は、単語ではなくフレーズで覚えていく。

「シャドーイング」では、音声のスピードに合わせて音読の練習をする。

この2つを繰り返し行います。

岐阜県は例年、特に文章量の多い読解問題が出されています。内容把握に関する設問がメインのため、長文を読む練習がポイントです。

数学

大問6問構成、難問が少なく50分の試験時間を有効に使えます。大問1は小問集合なので、正確に解けるよう復習して高得点を狙いましょう。大問2と3は幅広い分野から応用問題が出されます。扱う題材が年度により異なるため、幅広い学習が必須。大問4は例年関数の出題でしたが、2019年は連立方程式の文章問題でした。大問5は平面図形の出題が続いており、証明も含まれますが合同や相似の基本的内容。大問6は数や図形の規則性について出題され、理解度が試されます。時間配分を考え、問題文の熟読をしましょう。平面図形攻略が高得点のポイントです。

国語

大問5問構成、漢字・小説・論理的文章・古文・資料読解です。2018年度から大問数が6から5に減り、資料読解に作文を加えて内容は変わらずです。漢字は標準レベルで日常使用の語を確実に読み書きできるように。小説は約2000字程度の読みやすいものが多いため、長文に慣れておきましょう。論理的文章は日常関連から具体例の多い文章が出題され、古文は教訓を含むものが選ばれています。資料はさまざまなタイプの文章やアンケート結果のグラフが選ばれました。2018年の作文は資料よりグラフの結果を踏まえ、2段落構成で自分の意見と理由をまとめるものが出題されています。作文はグラフから速やかに情報を読み取り、理由と意見をまとめる練習をしておきましょう。漢字・文法を含む基礎的な国語力がポイントです。

理科

大問5問構成、物理・化学・生物・地学分野から1つずつ出題されます。小問集合は1つ出題。大問1は基本的な内容の確認問題が出題されています。大問2~5は、1つの単元に集中した問題が多く出題されるので、単元の絞り込みを行うより、苦手単元を補う学習法が適しています。標準的な問題が多いため、基礎固めがポイントです。

社会

大問3問構成、歴史・地理・公民、小問は36程度です。歴史は古代から現代まで日本史を中心に出題されます。並べ替え問題に対応する必要があり、暗記するだけでは不十分で説明できるレベルが必須です。地理は世界地理・日本地理ともに出題されます。図表・グラフを使用した出題が多く、地形図は出題率が高いので準備しておきましょう。公民では、政治・経済・国際の各分野から基礎的内容が幅広く出題されるので、グラフや表、模式図の読み取りは習得しておくことです。

まとめ

簡単な問題でミスを防ぐために地道な演習も有効です。各教科とも基本のポイントを抑えて、基礎問題を確実なものにしておきましょう。