高校受験生の理想的な睡眠時間と効率的な勉強時間の確保の仕方
理想的な睡眠時間は8~10時間です。睡眠時間をキープしたうえで日常生活に必要な時間を割り出し、残りの時間を勉強時間に充てます。睡眠時間を削ってはいけません。
まずは生活リズムに合わせた時間配分を考えます。受験生の場合、一般的には夏休み前後で部活を引退するでしょう。引退後は1日に使える自由な時間も増えますがダラダラしてしまう可能性もあります。勉強に充てる時間をしっかりスケジューリングすると効率的な勉強時間を確保できます。
睡眠時間と勉強時間
理想的な睡眠時間から8時間を睡眠時間とした場合、起きている時間は16時間になります。この16時間から日常生活に必要な時間を引いたものが勉強時間に充てられます。
効率的な勉強時間を確保するうえで大切なのは睡眠時間を削ってはいけないことです。理由は、睡眠の質は記憶に大きく関係しているからです。睡眠中は頭の中で記憶の整理が行われる大切な時間です。これを軽視すると覚えた記憶は翌日に反映されません。一生懸命覚えたことも無駄になってしまうばかりか、寝不足で新しい情報が一切頭に入らないことになります。とても非効率な勉強時間を過ごしてしまいます。
効率的な勉強時間の確保
起きている時間が16時間だとし、日常生活で必要な時間が12時間だとすれば勉強時間は4時間です。塾がある日など毎日同じ条件とも限りませんが、その分は起きている時間で調整します。
朝型勉強法のメリット
睡眠中に整理された脳内は、アウトプットがスムーズに行われます。朝日を浴びてスッキリしたら外出する時間まで15分でも30分でも勉強時間に充てるとよいでしょう。
限られた時間で勉強することは締切効果があり、集中力が増すといわれています。
朝の勉強に適した科目は、数学・理科など理解を要するものが最適です。脳のウォーミングアップに英語の音読などを行うのもよいでしょう。一方、就寝前は暗記を要する単語や熟語などが適しています。寝る前に暗記したものは記憶として定着しやすいためです。寝る前に暗記した内容を朝の勉強で確認するのもよいでしょう。
勉強は時間より効率
睡眠時間を重視すると勉強時間の確保は難しいと感じるかもしれません。しかし無駄に勉強するより短時間で効率のよい内容を実践する方が間違いなく有効です。スマホに夢中になるなど、時間を無駄に使うことは避けましょう。
まとめ
睡眠時間を削ることなく締切効果などを利用して、勉強時間を確保することで効率のよい勉強ができるでしょう。