中学生はとってもデリケート!?中一ギャップ、中二病、反抗期などの子供のサインから親が出来ること。
お子さまが発する様々なサインについて、親の接し方などご紹介します。
子どものサイン……わかりますか? 中学生のお子さまをもつ保護者のうち、中一ギャップや中二病を理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。中学生になったら、思春期や反抗期が来るのが当たり前という認識でしょう。それはそれで間違いではありませんが、お子さまが発しているサインを親がどう受け止めているかというのが大切なことです。
デリケートな中学生とどう向き合っていくか? 親ができることについて考えてみましょう。
中一ギャップって?
中一ギャップは小学生から中学生になって環境が変わることで起こる様々な事柄に、ついていけなくなることです。そのギャップが激しく、お子さま本人はどうしたらいいのかわからない状況になっているかもしれません。
【原因はなんだろう】
原因が特定できれば解決策もありますが、なかなか難しいというのが現実です。
一般的な原因として、人間関係や、勉強についていけないことが挙げられます。中学校では、いろいろな小学校から集まった新しい人間関係が始まりますが、馴染めなかったり、友達ができなかったり、学校が楽しく感じられなくなっていきます。小学校のときは仲が良かった年上のお友達も、中学では先輩後輩の関係になり、上下関係という新たな付き合い方に直面します。
勉強も難しくてわからない……。一度つまずいたら二度と起き上がれないのではないかというくらい追い詰められてしまいます。
ですが、同じ状況であっても「中一ギャップ」に陥らない子の方が大多数ですから、性格的なものもあるのかもしれません。
親はどう対応すればいい?
中一ギャップかも?と、思うところがあるなら、お子さまを見守り、必要であれば助言してあげます。口うるさいことは一切言わず、成績なども他者とは比較せず、お子さまが苦悩を口にできたときは、じっくり聞いてあげることです。プレッシャーになるような余計なことは言わずに聞くことに専念します。そして、家族は味方であり、安らげる場所であることを対応の中で伝えます。甘やかすのとは違うので、間違ったことをしたときは当然ですが、注意しましょう。
小学生のうちから中学生活の雰囲気を伝えておくと、お子さまにとって受け入れる準備ができますので、ギャップが予測できてダメージが最小限に抑えられる場合もあります。
中二病って?
14歳前後の思春期に見られる症状で、自意識過剰や空想などが言動・行動に表れるのが特徴です。「病」と付いていますが、医学的には病気のカテゴリーに入っていません。反抗期の一種です。保護者の方にも多かれ少なかれ、そんな時期があったのではないでしょうか。誰もが通る道だと思えば、対応の仕方も自然と見えてきます。
中二病の子どもへの接し方
「自分は偉い! 特別なんだ!」と思っている子どもを一切否定せず、かと言って肯定もせず、ただただ過剰な反応をしないで対応することです。出来てないところには目をつぶり、良いところは褒めてあげるとよいでしょう。子ども扱いされることを極度に嫌がる時期ですから、自然に接するようにしましょう。
まとめ
中一ギャップも中二病も、親のかかわり方はとても重要です。だからと言って特別扱いする必要はなく、あくまでも普通に見守ることが1番です。デリケートな時期のお子さまに、負担をかけることのないように距離感を大切にしましょう。