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その習い事、勉強の基盤になってるかも。やみくもに勉強するより、五感を使った学習がいい理由とは?

五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のことですが、受験勉強に使える感覚器官は主に視覚・聴覚・触覚の3つです。見る・聞く・声を出す、そして手を動かして勉強するという至ってシンプルな勉強法で脳に記憶が残りやすくなります。

 

勉強するとき、机に向かって黙々と目だけを使い黙読していませんか?確かに視覚を使っているように見えますが、実際には文字が目に映っているだけの状態で、脳との連携はされていないでしょう。脳が認識しなければいくら時間を費やして勉強しても得るものはありません。視覚だけを使い単独で使う感覚よりも連動させたほうが脳の情報処理能力が高まります。五感を使った学習法で脳へ刺激を与えることで長期記憶への定着が期待できるでしょう。

習い事が勉強の基盤

習い事をしていたお子様なら五感を使った勉強法をすでに習得しているかもしれません。勉強法といっても学習系に限ったことではなく、水泳やサッカー、ピアノなどを習い事にしていたお子様が経験していることです。習い事は興味があって挑戦することが多く、一生懸命覚えようと努力します。例えばサッカーならチームワークが大切ですから、大きな声を出して、チームメイトの声を聞いて、ボールの動きを目で追いかけ、全身を使って走り回ります。五感をフル活用していることがわかるでしょう。

ピアノも同じです。ただ見ているだけで弾けるようにはなりません。見て、聞いて、実際に鍵盤に触れてピアノが弾けるようになるのです。五感の一つを使うのではなく、複数の組み合わせによって無を有に変えることが可能になります。

勉強でも同じことがいえます。

五感を使った勉強法

五感を勉強で活用する場合は、主に机に向かってということになりますが、基本は習い事と同じです。指で文字をなぞりながら読むことで意識を集中できるようになるため、脳へ情報が入りやすくなります。音読は3つの感覚を連動させるので記憶に残りやすくなるのです。また、書き取りすることで手が覚え、脳にインプットしてくれます。このとき声に出しながら書くことで3つの感覚が連動されるので、より効果があるでしょう。 

このように複数の感覚が刺激されることで脳への記憶が定着しやすくなるため、毎日継続できれば確実によい結果につながります。

まとめ

普段から何気なく使っている五感は、勉強にも役立つ自然な感覚です。ただやみくもに勉強するより、少しだけ五感を意識して取り入れることが質の高い勉強の基本といえるでしょう。